レアル・マドリーを率いているカルロ・アンチェロッティ監督に対し、スペインのマドリード当局が脱税容疑で懲役4年9ヶ月を求刑したとのこと。
『Antena3』によれば、マドリード当局が問題視しているのは2013年から2015年にかけて行なわれたとされる収入隠しだそう。
カルロ・アンチェロッティ監督はレアル・マドリーから受け取っていた仕事の報酬のみを収入として記録しており、個人的な肖像権による利益を隠していたという。
肖像権収入に関する課税を避けるため、アンチェロッティ監督は仲介会社を通して複雑なネットワークを構築し、ペーパーカンパニーに肖像権自体を譲渡していたとのこと。
2013年7月には「Vapia LLP」という会社に肖像権の50%が渡っていることが確認されており、アンチェロッティ氏は2014年に38万6361ユーロ(およそ6300万円)、2015年に67万5718ユーロ(およそ1億1000万円)の税金支払いを逃れているとか。
アンチェロッティ監督は2013年にレアル・マドリーの指揮官となり、それから2015年5月まで同職を務めた。
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さらにその後2021年にレアル・マドリーへと復帰し、現在も監督を務めている状況だ。契約は2026年まで残っている。
『Sky』によれば、レアル・マドリー側はこの当局の求刑と告発に対して何らかの公式声明を発表する予定はないとのこと。