先日、ベンフィカに所属する28歳のMFフレドリク・アウシュネスがノルウェー代表からの引退を決断した。
「自分の人生において、サッカー以外のことを優先する時間と自由がもっと欲しいと感じている。だから代表チームをやめることを選んだ」というのが理由だと説明している。
FIFPro(国際プロサッカー選手会)によれば、2023-24シーズン開幕から2024年2月25日までの期間に最もプレーした試合数が多いフィールドプレイヤーはアウシュネスだったそう。その数は50試合(プレータイムは4369分)。
『A Bola』によれば、ポルトガルの選手組合会長はこう危惧していたという。
「FIFProは、競技過多が選手に与える影響を具体的なデータで示した。最も試合数の多い選手がポルトガルリーグでプレーしていることは驚きだ。
大会が重なり、休みがないため、代表を引退するか、キャリアを早期に終える決断をする選手が増えている。最近、アウシュネスがノルウェー代表からの引退を発表したが、フランスのラファエル・ヴァランなど他のエリート選手たちもすでに引退している。
選手の声が尊重されていない(大会の枠組みに関する)問題については、早急な検討と具体的な対策が必要だ」
2018年のワールドカップ優勝メンバーであるヴァランは、29歳だった2023年に代表引退を発表している。