ドイツで開催されているEURO2024。
29日にドルトムントで行われたドイツ対デンマーク戦は雷雨のために試合が一時中断された。
デンマーク選手たちは落雷に敏感に反応していたが、それには理由があったようだ。
2009年7月、デンマークのノアシェランに所属していたヨナタン・リヒターが土砂降りのなか行われた練習試合中に雷に打たれた。
当時24歳だった彼は41分ほど意識がない状態になり、その後、人工的な昏睡状態に置かれた。
11日後に昏睡状態から目覚めたが、すでに足の指2本が切断されていた。さらに、その3週間後に医師から左脚を膝下から切断しなければいけないと宣告され、彼はサッカー選手を諦めた。左脚は落雷でひどい損傷を負っていたそう。
現在デンマーク代表を率いるカスパー・ユルマン監督は、2009年当時ノアシェランでアシスタントコーチと務めていた。
なお、リヒターさんは2022年に車椅子バスケットボールの試合中に心停止を起こしたが、一命を取り留めている。