5日から6日にかけて準々決勝の4試合が開催されるEURO2024。ついに大会もクライマックスまで10日を切り、勝ち上がってきた強豪によるビッグマッチだらけになってきた。

その中でも事実上の決勝とも言えるカードが5日に行われるドイツ代表対スペイン代表の対戦。ホスト国のドイツはトニ・クロースが引退を宣言するなかでの大会で、特別なトーナメント。スペインはかつての黄金期を思わせる強さで勝ち上がりを見せてきた。

『La Vanguardia』によれば、スペイン代表監督を務めているルイス・デ・ラ・フエンテ氏はユーモアを交えながら以下のように話したという。

「我々はドイツが持っているポテンシャルを知っている。しかし我々のポテンシャルもわかっている。この試合はEUROやワールドカップの決勝に値する対戦であり、力関係は拮抗している。

ドイツは非常に力強いスタートを切っているが、我々はそれを打ち消していきたい。

これまでと同じプロジェクトを実行し、主導権を握り、何事にも積極的に取り組んでいく。良い攻撃に対応するために必要なのは、それを上回る良い攻撃で守ることだ。

(トニ・クロースについて)ファンとしては彼のプレーを見続けたいくらいだよ。引退を決断したのはとても残念なことだ。

彼のパスは本当に素晴らしいものがある。対戦する我々としては、彼の足を縛ってやることも考えたのだが、UEFAが許可してくれるのかどうかはわからないね!」

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高い攻撃力を持っているドイツと戦うためには、それを上回るクオリティの攻撃をして主導権を握ること。いつものようにそれを実行していくと話した。

ただその一方でトニ・クロースについてはパスの精度を称賛し、「足を縛らせてほしい」と思っているほど警戒しているようだ。

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