イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンは14日、日本代表DF菅原由勢をAZアルクマールから完全移籍で獲得したと発表した。
菅原は2000年6月28日生まれの24歳。名古屋グランパスのアカデミーで育ち、17歳にして2018シーズンのJ1開幕戦でフル出場を果たした。
それから1年半足らずの2019年6月にオランダ1部のAZへ移籍すると、素早くチームにフィット。欧州の舞台、さらには日本代表でも質の高いパフォーマンスを見せ続け、ここ数年はステップアップの噂が絶えなかった。
AZとの契約が残り1年となったなかで決まった今回の移籍。プレミア昇格組のサウサンプトンと4年契約を結んだ菅原は以下のようにコメントした。
「サウサンプトンに来ること、プレミアリーグでプレーすることは子供の頃からの大きな夢でした。ここにいることを本当に楽しみにしています。昨年の夏、プレシーズンで対戦した際、サウサンプトンはボールを使った非常に良いサッカーをしていたと感じました。彼らはロングボールをせず、短いパスで賢くプレーしていました。サウサンプトンは本当に素晴らしいクラブだと感じていたので、サウサンプトンからオファーを受けたとき、『イエス』と即答しました」
サウサンプトンのラッセル・マーティン監督によれば、菅原は長い間注視してきた選手で、右サイドバックにおける第一のターゲットだったとのこと。サウサンプトンには過去に李忠成、吉田麻也、南野拓実が在籍しており、菅原は4人目の日本人選手となる(※来年3月にU-19日本代表の高岡伶颯も加入予定)。
この夏には同じ日本代表の鎌田大地がクリスタル・パレスへ加入済み。アーセナルの冨安健洋、ブライトンの三笘薫、リヴァプールの遠藤航とともに、新シーズンは5人の日本人選手がプレミアリーグでプレーすることになりそうだ。