29日に国立競技場で行われたレアル・ソシエダと東京ヴェルディの親善試合。

日本代表MF久保建英の帰還が注目を集めた一戦では、同じ左利きのスペイン代表MFブライス・メンデスも“違い”を見せるプレーを随所に披露した。

右のインサイドハーフで先発すると、5-4-1で守備に比重を置いてきた東京Vに対し、立ち位置で翻弄したメンデス。

中盤で“浮いた”ポジションを取るメンデスについて、ABEMAの生中継で特別解説を務めていた日本代表DF菅原由勢が前半25分すぎにこんなことを言っていた。

「ああいうところのポジショニングがやっぱり嫌なんですよね。(ボールが渡って)こうフリーじゃないですか。(相手が)出てこれないし…ちょっとメンデスさんに恋しそうです」

「(守備者からすると対応しにくい?)いやもう相当嫌というか。特に5バックのチームだと、3バックの左の選手がそこに行くのか、でも今で言えば久保選手が右サイドに張っているので、左ウィングバックの選手は外に釣り出されちゃっているわけなので。じゃあ3バックの左の選手が出たら、今度は真ん中に広大なスペースにできちゃいますし」

また、解説の槙野智章氏が「メンデス選手みたいに嫌らしいポジショニングをする日本代表の選手は誰ですか?」と尋ねると、「久保選手、南野選手、鎌田選手…。嫌らしいというより、もう嫌って言いたくなるくらい嫌らしいです。『もういや、やめて』ってくらいのポジショニングをしてくるので」と答えていた。

守備側の立場でメンデスの“嫌らしさ”を語った菅原。日本代表のチームメイトでは、久保や南野、鎌田などが同じようなポジション取りを得意としているとのことだった。

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なお、試合は前半と後半のアディショナルタイムに得点したソシエダが2-0で勝利。久保は先発して48分までプレーした。

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