U-23日本代表は24日、パリ五輪のグループステージ初戦でパラグアイと対戦し、5-0と完勝。白星スタートを飾った。

各競技に先駆けて始まった男子サッカー。アジア王者として本大会に臨むU-23日本代表は、南米予選を首位で突破したパラグアイと激突した。

日本はこの試合でも大岩剛監督のもと培ってきた変則の4-3-3システムを採用。GKは小久保玲央ブライアン。DFラインは右から関根大輝、高井幸大、木村誠二、大畑歩夢という並び。

中盤の底に藤田譲瑠チマが立ち、右のインサイドハーフ気味に山本理仁、左のトップ下気味に三戸舜介。サイドは右に平河悠、左に斉藤光毅、1トップには細谷真大が入った。

試合は序盤から拮抗。日本はパラグアイのプレスのかけ方から、左センターバックの木村がボールを持つことが多く、左サイドへ縦に入れたボールを斉藤らが落とす形でうまく相手の陣内に侵入していく。

迎えた19分、その左サイドを崩し、最後は駆け上がった大畑の折り返しを三戸が冷静にフィニッシュ。大きな先制点を奪うことに成功した。

パラグアイは25分、10番のウィデル・ビエラが平河を踏みつけ、VARの結果一発レッドカードで退場。平河はその後、佐藤恵允との交代を余儀なくされたが、数的優位になった日本はボールを回しながら、1点リードで試合を折り返す。

後半、パラグアイは62分に2枚替え。攻撃的な形にシフトするもその直後の63分、日本はエリア内で斉藤の鮮やかなドリブル突破から、正確なクロスをフリーの三戸が頭で合わせて追加点を奪う。

さらに69分、藤田の右サイドへのパスで佐藤が抜け出し、マイナスへの折り返しから最後は山本のミドルが決まり、決定的な3点目。

大きくリードした日本は73分、山本、斉藤、三戸に代えて川崎颯太、荒木遼太郎、藤尾翔太を投入。80分には大畑に代えて西尾隆矢を入れて守備を固めた。

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その後も、81分にセットプレー、87分にはカウンターからいずれも藤尾が追加点をあげた日本。守備でもパラグアイを完封し、初戦で5-0の完勝を収めている。

日本の次戦は27日(土)、マリと対戦する。

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