U-23日本代表は24日、パリ五輪のグループステージ2戦目でマリと対戦し、終盤に決まった山本理仁のゴールで1-0と勝利。グループステージ2連勝で準々決勝進出を決めた。

初戦でパラグアイに退場者が出たこともあり5-0の大勝を収めた日本。マリは初戦でイスラエルと1-1で引き分けていたため、勝てば準々決勝進出が決まる一戦となった。

引き続き4-3-3システムを採用する日本は、初戦からスタメンを3人変更。GKは小久保玲央ブライアン。DFラインは右から関根大輝、西尾隆矢、高井幸大、大畑歩夢という並び。

中盤の底に藤田譲瑠チマが立ち、右のインサイドハーフ気味に山本理仁、左のトップ下気味に荒木遼太郎。サイドは平河悠の負傷により右にバックアップからメンバー入りした山田楓喜、左に斉藤光毅、1トップには細谷真大が入った。

3月に親善試合で対戦した際はアウェイのマリが3-1で勝利。その試合同様、序盤はある程度前からもプレッシャーをかけてきたマリだが、何度か日本にロングボールで裏返されたこともあってか自陣でブロックを敷く戦い方にシフトしていった。

日本がボールを持って隙間を狙う時間が増えていったが、マリに比べると個人で剥がすプレーが少なく、拮抗した状態が続きながらもどちらかというとマリの望んだ流れという形で後半へと進んでいく。

勝点3が欲しいマリが徐々に前への姿勢を強めるなか、日本は57分に荒木と斉藤に代えて三戸舜介と藤尾翔太、69分に山田に代えて佐藤恵允を投入。小久保のビッグセーブやポストに救われながらスコアレスを保つ。

迎えた82分、細谷が右サイドをドリブルで突破し、鋭いクロスをファーの佐藤がシュート。これは相手GKの好守で阻まれたものの、こぼれ球を走り込んだ山本がいち早く触り、日本が待望の先制点を奪う。

後半アディショナルタイム、日本は途中出場の川﨑颯太がペナルティエリア内で相手のシュートをブロックした際、ボールが手に当たってしまいVARの結果PKに。しかしシェイクナ・ドゥンビアのPKは左に外れ、1点のリードを守り切った。

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2連勝で2大会連続のベスト8を決めた日本。次戦は30日(火)、イスラエルと対戦する。

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