サッカーJ1リーグ2位のサンフレッチェ広島は、10日に行われた第36節で浦和レッズに0-3と完敗を喫した。
前節、京都サンガに0-1で敗れてヴィッセル神戸に首位を明け渡した広島。1時間早くキックオフした神戸が東京ヴェルディと引き分けたため、勝利すれば首位返り咲きだったがよもやの大敗となった。
この試合は、開始から畳みかけるように攻撃を仕掛けたが二桁を超えるシュートはいずれも枠を捉えず。
逆に45分、カウンターから浦和の松尾佑介に決められると、56分にはブライアン・リンセンに被弾。86分には原口元気にトドメとなるゴールを決められた。
広島はこれで湘南、京都、浦和と残留争いに巻き込まれていたチーム相手に3連敗。リーグ最多得点の攻撃力は鳴りを潜め、ここ3試合での得点はわずかに1となっている。
広島県民は、カープの悪夢が脳裏をよぎっていることだろう。
広島を代表するプロ野球のカープとJリーグのサンフレッチェは、8月31日の時点でどちらも首位に立っていた。
しかしカープは9月の歴史的な失速で4位に終わり、プロ野球史上初となる『9月首位』からのBクラス転落。カープを抜いて3位に滑り込んだ横浜DeNAベイスターズは、クライマックスシリーズと日本シリーズを制して日本一に輝いている。
サンフレッチェも、9月はルヴァン杯と天皇杯で立て続けに敗退していた。
しかしそこから立て直しに成功し2015シーズン以来となるリーグ優勝も見えていたが、ここにきての3連敗で3位の町田ゼルビアにも勝点差2に迫られている。
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残り2試合。代表シリーズの中断を挟んで神戸は30日に柏レイソルと、広島は来月1日に北海道コンサドーレ札幌と対戦する予定になっている。