日本代表とW杯アジア最終予選で同グループを戦っているインドネシアとサウジアラビア。
サウジは10月に日本に敗れた後にロベルト・マンチーニ監督の解任に踏み切った。その後、エルヴェ・ルナール監督を呼び戻したものの、11月には格下インドネシアに痛恨の敗戦を喫している。
近年、サウジはサッカー界に莫大な投資を行っており、クリスティアーノ・ロナウドら世界的スターを国内リーグに引き入れてきた。マンチーニ前監督はその影響でサウジ代表選手が国内リーグで出場機会を減らしているという問題を指摘していた。
『Kooora』によれば、サウジのユース代表監督やフル代表の暫定監督も務めたサード・アル・シェフリ氏は、その点についてこう話したそう。
「チームに外国人選手がいることには良い面と悪い面がある。良い点は、リーグが強くなり、競争力を持つこと。自国選手はその競争から恩恵を受けるはずだし、すでにクラブで主力になっている自国選手もいる。
リーグで外国人選手の優位だからといって、サウジ代表の言い訳にすべきではない。日本に負けたときは言い訳になったかもしれない。
しかし、サウジの選手たちが現在クラブで得ている出場時間を考えれば、オーストラリア、バーレーン、インドネシアといったチームには勝てるはずだ」
代表選手が国内リーグでプレータイムを減らしていることは日本に負けた理由にはなっても、格下に負ける理由にはならないということのようだ。
同氏は「サウジ選手たちがクラブで機会を得られることを望んでいる。しかし、彼らは非常に競争が厳しいなかでチャンスを得るべき。そのほうがいいはずだ」とも話していたそう。
日本とサウジは来年3月に再戦する。
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