3日夜、韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が国内に戒厳令を布告。軍事クーデターの可能性もあるとして、国際社会には緊張が走った。
現在韓国国内では、いずれのメディアも戒厳令関連ニュース一色だが、サッカー界への影響はほとんどなかったようだ。
韓国メディア『マイデイリー』によると、Kリーグは今季ほぼすべての試合を終えている上、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)や韓国代表のホームゲームに関しても年内には予定されておらず、今回の戒厳令布告が韓国サッカーへ及ぼす影響は微々たるものだったようだ。
実際、ある韓国サッカー関係者は「AFCに対して、今回の事態と関連して問い合わせた内容はない」語っているほか、韓国サッカー協会の関係者も「代表チームの次のホームゲームまで多くの時間が残っている」と明かしている。
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とはいえ、1983年にKリーグがはじまって以降、戒厳令が布告される事態は今回が史上初だ。ある関係者は韓国サッカー連盟に戒厳令下での規定が存在していなかったことを明かしており、戒厳令が長引けば、今週末にわずかに残っているKリーグの試合などへの影響は起こり得ただろう。