昨年限りでセビージャを退団し、現役を引退することを発表した元スペイン代表DFヘスス・ナバス。

もともとセビージャの下部組織で育ったウイングであった彼は、若くしてその才能を開花させ、2006年には20歳でチェルシーへの移籍が決定した。

ただ彼はホームシックになる可能性があるとして移籍を辞退し、セビージャで長くプレー。ラ・リーガ屈指のウイングとして長くチームを支えた。

そして2013年には満を持してイングランド・プレミアリーグに挑戦し、マンチェスター・シティでプレー。2016-17シーズンにはジョゼップ・グアルディオラ監督によってサイドバックにコンバートされ、新たな道を切り開いた。

しかし2017年に愛するセビージャへと復帰することを決断し、キャプテンを任されるなど中心選手として再び君臨。昨年引退を発表するまで長く重要な存在となっていた。

昨年行われた現役最後の試合では、シティ時代の恩師であるジョゼップ・グアルディオラ監督のビデオメッセージもスタジアムに流されていたという。

『Metro』によれば、その内容は以下のとおりだったとのこと。

「1年間君と一緒に過ごせるというプレゼントをもらったよ。ありがとう。君を手放したことをどれだけ後悔しているか。おそらく君はわからないだろうね。

もっと長くここにいてくれたら良かったのに。ただ、君は時々間違いを犯すんだ。

このような並外れた選手が、そしてこの街を代表する人物が生まれたことを、すべてのセビージャファンに対して祝福したい。

これから先の何年もの間、彼を逃してはいけないよ。セビージャの皆さん、彼をずっと近くにおいてあげてくれ。ではまた」

ヘスス・ナバスは現役最後の数ヶ月で受け取った給与をすべて慈善団体に寄付したことでも話題になっており、改めて大きな尊敬を集めている。

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ジョゼップ・グアルディオラ監督はマンチェスター・シティで指導した彼のことを高く評価していたようで、後に手放した選択を公開することもあったようだ。

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