奈良クラブは24日、3月20日(木・祝)に開催したJリーグYBCルヴァンカップのFC東京戦において、当日の入場者数の集計に不備が発生していたと発表した。
ロートフィールド奈良で行われた一戦は、J3の奈良がJ1のFC東京を相手に互角以上の試合を展開。シュート数では12:11と1本上回ったものの、後半アディショナルタイムに決まった安斎颯馬のゴールが決勝点となり、0-1で惜敗していた。
問題が発生したのは、試合当日、各ゲートでの入場者数をクラブスタッフ、運営協力会社、ボランティアの3者で集計していた際のこと。表計算ソフト集計表の関数が誤っていることに気が付かず、集計された数を入場者数として発表してしまったという。
3月22日にクラブスタッフが、着券数(デジタル来場履歴、紙チケット半券、ゲート以外の入場者数(関係者))を再集計した結果、差異を確認。表計算ソフトの関数を調査した結果、関数の誤りが判明したとのことだ。
公式入場者数の算出方法等をJリーグと確認し、あらためて算出。入場者数を「4,497人」から「3,709人」へと訂正している。
クラブは今回の事象について、「公式入場者数の訂正に至りましたことにつきまして、関係するすべての皆さまにお詫び申し上げます。今後は同様の事象が二度と発生しないよう対策し、再発防止に向けて取り組んでまいります」とコメント。
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対策として、チケット着券数等と実際に集計した入場者数との照合および、差異を確認できる体制を再構築すると表明している。