20日のバーレーン戦に2-0で勝利して、8大会連続でワールドカップ出場を決めた日本代表。
25日に行われたサウジアラビア戦は0-0のスコアレスドローとなった。
そのなかで、三笘薫に代わって左のウィングバックに起用された中村敬斗は躍動を見せた。
サウジは右サイドバックのレギュラーであるサウード・アブドゥルハミドが20日の中国戦で負傷したため日本戦は欠場。
代役として起用されたムハンナド・アルシャンキティは中村に圧倒されたために前半だけで交代になった。中東メディア『Kooora』もこう指摘している。
「エルヴェ・ルナール監督は、ハーフタイムに最初の交代を決断し、右サイドバックのアルシャンキティをアリ・マジュラシに代えることにした。アブドゥルハミドの不在を補うために、前者の能力に頼っていたにもかかわらずだ。
前半唯一のチャンスはアルシャンキティのヘディングシュートだったが、指揮官は彼を交代させることを決断。前半に負傷の兆候は見られなかったため、交代の決断は、彼が常に受けていたプレッシャーによる技術的な動機によるものだったようだ。
選手のパフォーマンスを考えると、彼は日本のプレッシャーに大きく苦しみ、サムライの左ウイングである中村敬斗についていくことができなかったため、守備面で明らかに弱点となっていた。
スタッツサイト『SofaScore』によると、アルシャンキティはボールロスト5回、地上戦と空中戦のデュエルで5回負け、クリアしたのは1回だけ。また、サウジ選手のなかでワースト2位の評価を受けていた」
なお、ルナール監督は日本代表について「アジアチャンピオンになるにふさわしい。このチームは強く、組織化されていて、素晴らしい監督を擁しており、W杯で好成績を達成するだろう」と讃えていた。
日本は6月にオーストラリア、インドネシアと対戦する。