2010年、2014年:遠藤保仁

遠藤保仁は、日本の背番号7に全く異なるアイデンティティを吹き込んだ。中田がカリスマ性と存在感の象徴だったとするならば、遠藤が持ち込んだものは穏やかさと冷静さだった。

2010年大会の岡田武史監督率いたチームにおいて、彼は不可欠なピースだった。最も有名なシーンはデンマーク戦だろう。鮮やかなカーブをかけたフリーキックを沈め、日本のベスト16進出に大きく貢献した。これは日本のワールドカップ史に残るセットプレーの一つだ。

4年後のブラジル大会でも、アルベルト・ザッケローニ体制の重鎮として「7」を背負った。大会自体は失意の結果に終わったが、遠藤の代表における地位は揺るぎないものだった。プレッシャーのかかる場面でもチームに落ち着きを与える唯一無二の司令塔だった。

2018年、2022年:柴崎岳

日本サッカーの重要な転換期に「7」を引き継いだのが柴崎岳だ。2018年大会、西野朗監督の下でディープライン・プレーメイカーとして期待を受けた。

彼のパスは日本のグループリーグ突破を支え、ベルギー戦での戦いぶりも彼のクオリティを知らしめるものとなり、中盤にテンポをもたらす存在になった。

2022年大会でも引き続き「7」を着用したが、森保監督の下ではロシア大会のような絶対的なレギュラーではなくなっていた。それでも、彼が選出されたことはその経験値が高く評価されていた証拠だといえる。

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