ベルギーメディア『HBVL』は11日、シント=トロイデン(STVV)を今夏退団した元日本代表MF伊藤涼太郎について、現在も所属先を決められていないと伝えた。

伊藤は1998年2月6日生まれの28歳。セレッソ大阪U-15から作陽高校を経て、2016年に浦和レッズへ加入し、水戸ホーリーホック、大分トリニータへの期限付き移籍を経験した。

その後、アルビレックス新潟でブレイク。2022年にはJ2優勝に貢献すると、翌2023年にはJ1で10得点を記録するなど活躍した。開幕直後にはJ1の月間MVPにも選出され、個人で局面を打開するドリブルやパス、得点力を評価された。

そのパフォーマンスを受け、2023年夏にSTVVへ完全移籍。日本代表にも2024年1月のタイ戦で初招集・初出場を果たしている。STVVでは3シーズンにわたってプレーし、昨季は35試合に出場、10得点5アシストという成績を残している。

契約満了を迎えた今夏には、欧州でさらなるステップアップが期待された。実際、ドイツからの関心が報じられ、4月にはハンブルガーSVとボルシアMGが伊藤に関心を示していると報道。契約満了によるフリー移籍が可能だったこともあり、注目株の一人とされていた。

しかし、現在も伊藤はフリーのまま。『HBVL』によれば、ドイツからの興味はあったものの「具体的なものではなかった」とされ、現在は日本で新天地からのオファーを待っているという。

また、STVVへの復帰は選択肢になく、伊藤自身も今夏のベルギー再挑戦を否定。STVV側も、クラブに100%集中できない選手を迎え入れる意思はないとしている。さらに同クラブは新たな“10番”として鹿島アントラーズから荒木遼太郎を獲得しており、古巣復帰の可能性は一段と低くなった。

昨季ベルギーで結果を残し、ドイツ移籍も取り沙汰された伊藤だが、28歳で迎える新シーズンは思わぬ形で所属先未定のスタートとなっている。欧州で実績を積んだ攻撃的MFが、今後どこを新天地に選ぶのか、移籍市場終盤の動向が注目される。

筆者:奥崎覚(編集部)

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画像提供:Getty Images

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