Qolyアンバサダーのコラムニスト、中坊コラムの中坊氏によるコラムをお届けします。

サッカー界ならではの素晴らしい制度、連帯貢献金

8月19日、日本代表GK鈴木彩艶が、イングランド・プレミアリーグのアストン・ヴィラに移籍した。

大手スポーツメディア『The Athletic』での報道によれば、アストン・ヴィラからイタリアのパルマへ最大3,500万ユーロ(約64億円)の移籍金が支払われるという。

国内サッカーファンとして気になる点は、連帯貢献金がいくら支払われるのか、というポイントだ。

連帯貢献金は、FIFAの規約に基づく国際ルールであり、満12歳から23歳までに所属した全てのクラブに対して移籍金に応じた金額を分配するもの。

鈴木彩艶の場合、20歳まで在籍していた浦和に連帯貢献金の請求権が発生する。

実際にいくら受け取るのか、最大の金額は以下の通りである。※1ユーロ184円で計算

・浦和(3.5%)2億2540万円

《内訳》

2015年 浦和J 12歳 0.25% 1610万円

2016年 浦和JY 13歳 0.25% 1610万
2017年 浦和JY 14歳 0.25% 1610万
2018年 浦和JY 15歳 0.25% 1610万

2019年 浦和Y 16歳 0.5% 3220万
2020年 浦和Y 17歳 0.5% 3220万
2021年 浦和Y 18歳 0.5% 3220万

2022年 浦和 19歳 0.5% 3220万
2023年 浦和 20歳 0.5% 3220万

20歳と若くして浦和からシント=トロイデンへ移籍した鈴木彩艶だが、小学生のうちから浦和レッズジュニアに所属していたこともあり、連帯貢献金の対象となる育成期間のうち全てが浦和在籍となっているため、パーセンテージとしては大きい。

数々の日本代表選手の連帯貢献金をまとめたが、初となる億超えの金額となった。

2026年W杯で見せた素晴らしいパフォーマンス、まだ23歳という年齢、そしてアストン・ヴィラだけではなくユヴェントスとパリ・サンジェルマンも交えた争奪戦となったため移籍金が高騰したことも大きかったと言える。

筆者:中坊(中坊コラム)

1993年からサッカーのスタジアム観戦を積み重ね、2025年終了時点で1,029試合現地観戦。特定のクラブのサポーターではなく、関東圏内中心でのべつまくなしに見たい試合へ足を運んで観戦するスタイル。日本国外の南米・ヨーロッパ・アジアへの現地観戦も行っている。
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