2010年ワールドカップの大会MVPで現役ウルグアイ代表ディエゴ・フォルランのJ1・セレッソ大阪入りが大きな話題となっているが、ウルグアイのレジェンドといえばこの人を忘れることは出来ないだろう。

ウルグアイ後期リーグの開幕を間近に控え、2011年に始まった「コパ・アンテル」というプレ大会が20,22日に首都モンテビデオにあるエスタディオ・センテナリオで行われ、元ウルグアイ代表のレジェンド、アルバロ・レコバの活躍によりナシオナルが優勝を飾った。

今年の同大会にはナシオナル、ペニャロールのウルグアイ2強と、パラグアイのオリンピア、アルゼンチンのアトレティコ・ラファエラが参加。初戦でペニャロールとのクラシコに勝利していたナシオナルはラファエラとの決勝、1-1で迎えた後半からレコバを投入。するとレコバは直後に左コーナーキックから鋭いボールで勝ち越しゴールを演出すると、66分にはカウンターから追加点を決める。

冷静なボールコントロールからニアの狭いスペースをぶち抜く見事なゴール。

ナシオナルはその後1点差に詰め寄られたが、レコバの1ゴール1アシストの活躍により3-2で勝利し大会2度目の優勝を果たした。なお、3位決定戦はオリンピアが1-0でペニャロールを下している。

体型はふっくらとし後頭部は寂しくなってきたレコバ。3月には38歳の誕生日を迎えるが、その卓越した技術と左足は衰えどころか更なる進化さえ窺えるほどだ。体力面の衰えは否めないが“フォルラン祭り”の盛り上がりに便乗して他のJクラブも獲得に動いてはいかが?

また、この試合の2日前に行われナシオナルが1-0で勝利していたペニャロールとのクラシコではこんな一幕もあった。伝統のクラシコだけに序盤から喧嘩さながらの熱く激しい試合となったが、終了間際に競り合いでのイザコザから警官が出動する騒動に発展。そしてペニャロールに所属する元ウルグアイ代表ファビアン・エストジャノフの・・・

※音量に注意!

強烈な右フックがナシオナルDFパブロ・アルバレスの左頬にクリーンヒット!

殴られたパブロ・アルバレスは再開後そのまま試合終了まで元気にプレーしたが、この騒動によりエストジャノフはもちろん複数の退場者を出す結果となってしまった。

改めて、この試合はあくまでプレシーズンマッチなのだが、歴史ある国、そして伝統の一戦の凄まじさを象徴する出来事となった。

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