2月18日、『Daily Mail』や『MARCA』など各メディアは「ロシア代表監督を務めているファビオ・カペッロ氏は、『Onda Cero』の番組のインタビューに答えた」と報じた。

先日行われたマドリーダービーでは、なんと4-0という大差でアトレティコ・マドリーが勝利を収めるという衝撃的な結果となった。

レアル・マドリー側の一部のメディアは、いつもの事であるが「アトレティコは暴力的である」と批判しているものの、かつてそこで指揮を執ったカペッロ氏はアトレティコの姿勢を擁護し、チームプレーの欠如を指摘した。

ファビオ・カペッロ ロシア代表監督

「アトレティコ・マドリーは暴力的なチームではないよ。そもそもサッカーはゲイのためのスポーツではない。彼らはチームとして苦しみ、プレーし、勝利する。それが暴力的と言うのはナンセンスだ。

暴力的なチームというのは、対峙すればすぐに足を刈り取ってしまうようなチームの事だよ。サッカーはフィジカルのスポーツ。それは常にあるものだ。

レアル・マドリーのスカッドの質は、バルセロナを含めた他のチームを凌駕している。しかし、バルサはチームとしてプレーしている。彼ら(レアル・マドリー)が個人としてプレーするのに対してね。

レアル・マドリーの問題点は、彼らが『良いストライカーを数人持っていれば何も問題ない』と思っていることだ」

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