『AS』は『Известия』のレポートを引用し「レアル・マドリー前監督のカルロ・アンチェロッティ氏は、ゼニト・サンクトペテルブルクと契約することに合意した」と報じた。
今夏レアル・マドリーを退任したカルロ・アンチェロッティ氏は、その後ACミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOに強く復帰を求められていたもののそれを断り、どこのクラブも率いていない状況が続いている。
そして記事によれば、彼は来シーズンからロシア・プレミアリーグのゼニト・サンクトペテルブルクと契約すると原則的な合意をしたとのこと。その契約期間は2年+オプション1年という条件であるようだ。
賃金はなんと年間1600万ユーロ(およそ21.2億円)という巨額で、これはレアル・マドリーを率いていた時の1550万ユーロ(およそ20.6億円)を超える額になるという。
現在ゼニトを率いているアンドレ=ヴィラス・ボアス氏の給与は850万ユーロ(およそ11.3億円)で、クラブは監督に倍の資金を投入することを決断したようだ。
ゼニトのオーナーであるガスプロムはロシアのエネルギー関連企業。近年はロシア経済の落ち込みによって苦しんでいるともいわれてきたが、それを感じさせない資金力を発揮している。
既にアンドレ=ヴィラス・ボアス氏が家庭の事情で退任することは発表されている。来年夏のマーケットでアンチェロッティ氏は本当にロシアへ行ってしまうのか? 注目が集まりそうだ。