35分までに2ゴールを奪った都倉は41分、自陣深くでボールを奪うとそのままドリブルで相手陣内まで侵入し左サイドへ展開。ボールを受けたジュリーニョが逆サイドへロングパスを送ると、駆け上がってきた進藤亮佑は一度は足をもつれさせ転倒するが…

なんと、尻もちをついたまま足裏で中央へパス!この味方が必死に繋いだボールを都倉は体を反転させ、左足ダイレクトで突き刺したのだ。

稀にみる珍アシストから都倉は自身初となるハットトリックを達成。試合も4-0で岐阜を下し、今季より「北海道」の名を加えたチームに初勝利をもたらしている。

今回のこのゴールは特殊なアシストから生まれたこともあり、今節のJ2ベストゴール候補に選出されたほか、

コパ・リベルタドーレスの公式スポンサーを務める南米の人気サイト『pasionfutbol』でも取り上げられていた。

Ocurrió en J.League (Japan Professional Football League)/Jリーグ y fue una verdadera obra maestra#Notable #BienJugado #Asistencia #Fútbol #Video
Pasión Fútbolさんの投稿 2016年3月6日

1つ1つの武器を見れば日本代表に欲しいほど高い潜在能力を持つ都倉も、今年6月16日の誕生日で30歳になる。

フットボーラーとしてはキャリアの終幕に近付く年齢だが、世界を見渡せば30歳を超えても能力を維持したり、逆にそこから結果を残し始める選手もいる。37歳のクラウディオ・ピサーロ(ブレーメン)は先日、ブンデスリーガで最年長ハットトリックを達成。近年ゴールを量産している35歳のバスク人アリツ・アドゥリス(ビルバオ)も、最近、スペイン代表へ6年ぶりに復帰するのではないかと報じられている。

何がきっかけで大化けするかは分からない。三十路を迎える“スーパーゴール製造機”、都倉の覚醒に期待してみたい。

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