『BBC』は「ディナモ・ブカレストのカメルーン代表MFパトリック・エケング=エケングが死去した事件で、初期治療を担当した医師が起訴された」と報じた。

当該の事故は5月6日に起こったもの。ディナモ・ブカレスト対ヴィートルル・コンスタンツァの試合中、26歳のカメルーン人MFパトリック・エケング=エケングが突然倒れ、そのまま死去した。

この事故の原因は、選手が心原性ショックを起こしていたことによるものであり、病院に運ばれた後死亡が確認されている。昏倒から実に2時間が経過していた。

しかし、今回問題になっているのは会場から病院に運ばれるまでの治療である。エケング=エケングが倒れた後に乗せられた救急車において、適切な蘇生措置が行われていなかったという疑いである。

心臓が停止した場合においても、60秒以内に除細動器による蘇生が行われれば、95%が生存するというデータがある。

しかし毎分その生存率は5.5%ずつ減少していき、治療はできるだけ早く行うことが望ましいとされている。

今回の起訴は、緊急医師であるエレーナ・デュタ氏が救急車内で蘇生する試みを行わなかったということによるものだ。

検察官

「パトリック・エケング=エケングの死の原因が心臓発作であったとしても、彼女は不当な怠慢によりその生存のチャンスを奪った。

彼女は選手の状態を評価することなく、蘇生措置を行っていなかった」