リオ五輪の準決勝、ブラジル対ホンジュラスの試合が始まった。

もちろん地元のブラジルが優位になるだろう。しかし、両者は前回2012年ロンドン五輪の準々決勝でも顔を合わせており、好勝負を演じていた。

12分、マリオ・マルティネスのゴラッソでホンジュラスが先制するが、ウィルメル・クリサントが32、33分と立て続けにイエローカードを受け退場すると、38分にレアンドロ・ダミアォンのゴールでブラジルが同点に追い付く。

後半開始早々、ホンジュラスはオーバーエイジのロジェル・エスピノーサのゴールで再びリードを奪う。しかしその直後にPKを与え、これをネイマールが決めて同点に。60分には、レアンドロ・ダミアォンが2点目のゴールを決め、勝ち越しに成功。

この1点でホンジュラスは失速し、11枚が乱れ飛んだ乱戦はブラジルが3-2で制している。

この4年前の試合に出場し、リオ五輪のメンバーにも選ばれているのはブラジルがネイマール、ホンジュラスがアントニー・ロサーノ、ともにエース格となる2人である。

ネイマールを激しいプレーで抑え込んでいたアルノルド・ペラルタは昨年12月に殺害されており、そのことを思い出しているホンジュラスのサポーターも多いようだ。

左が殺害されたペラルタ、右が今回のチームで主将を務めるブライアン・アコスタ

ブラジルはこの一戦に勝利すれば悲願の金メダルまであと1つとなる。一方、これまで全ての競技でメダルを獲得したことがないホンジュラスにとっても、勝利すればメダルが確定する。

果たしてどのような結末を迎えるだろうか。

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