内田篤人が所属するシャルケが50ケースものビールをあるアマチュアクラブに贈ったという。『ESPN』が伝えている。

その理由は、この夏の監督大異動にあったようだ。シャルケは今季からマークス・ヴァインツィールが新監督に就任した。

そのヴァインツィールを引き抜かれたアウクスブルクは、代わりにディルク・シュスターを招聘。

そのシュスターを引き抜かれたるダルムシュタットは、代わりにノルベルト・マイアーを招聘。

マイアーを引き抜かれたビーレフェルトは、代わりにリュディガー・レームを招聘。

レームを引き抜かれたSGSグロースアスパッハは、代わりにオリヴァー・サーペルを招聘。

サーペルを引き抜かれたSVアイヒェデは、代わりにイェルン・グロスコフを招聘した…。

だが、グロスコフは今季からヴィデラーTSVというクラブの監督に就任したばかりだった。ただ、彼の契約にはランクが高いクラブから誘われた場合は退団が許されるという条項が含まれていたという。そのため、ヴィデラーをわずか数週間で去りアイヒェデへと移ることになったそう。

つまり、シャルケの監督引き抜きから巡り巡って、ヴィデラーは“被害”を被った形。『Frankfurter Allgemeine』によれば、ヴィデラーのSDフランク・オクンス氏はこう述べたという。

「クリスティアン・ハイデル(シャルケSD)にメールを送ったんですよ。

50ケースのビールを我々に送るか、我々との親善試合を組んでくれと。

補償の手段としての意味合いでした」

その結果、シャルケから50ケースのビールが届いたという。

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