昨季驚きのプレミアリーグ初優勝を遂げたレスター・シティ。初参戦のUEFAチャンピオンズリーグでは決勝トーナメント進出を果たしているが、リーグでは危機的状況にある。

ボクシングデーのエヴァートン戦に敗れ16位に転落。降格圏との勝ち点差はわずか3ポイントしかない。

さらに痛いのは、イスラム・スリマニ(アルジェリア)、リヤド・マフレズ(アルジェリア)、ダニエル・アマーティ(ガーナ)の3選手がアフリカネイションズカップのために1か月ほど離脱する見込みなのだ。

そんななか、『telegraph』ではレスターの冬移籍について伝えている。

それによれば、クラウディオ・ラニエリ監督には補強費として3000万ポンド(43.1億円)が用意されるという。同紙では、少なくとも3人の補強を狙っているとしている。

そして、降格を避けるために、ラニエリがプライオリティを置いているのは、CB、センターハーフ、ストライカーの強化だという。

1人目の補強はほぼ決定している。ヘンクに所属する20歳のナイジェリア人ウィルフレッド・エンディディだ。

時速111km/hという弾丸シュートで一躍話題になった彼は、MFとDFをこなすバーサタイルな選手だ。移籍金1400万ポンド(20億円)で、5年契約を結ぶとされている。

また、レスターはバーンリーのDFマイケル・キーンをここ12か月ほどスカウティングしてきたというが、現在は国外市場に目を向けているとのこと。

そして、夏にも獲得を狙っていたポルトガル代表MFアドリアン・シウヴァについては、バイアウト額が3800万ポンド(54.6億円)と巨額なため再び獲得に乗り出すことはなさそうだ。

夏にも6000万ポンド(86.2億円)以上の補強費を費やしたレスター。この冬も大きな額を拠出することになりそうだ。

一方、出場機会の少ないFWレオナルド・ウジョアとDFジェフ・シュルップについては売却される可能性があるとされている。

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