特徴はコミュニケーション

ファビオ・ペッキアの目指すサッカーでもう1つ大事なことがある。それは、最初に指揮したグッビオでの失敗談から学んだコミュニケーションだ。

実際にコーチライセンス取得時での論文はコミュニケーションによるもの。

その中では「心理学における内発的動機づけと外在的動機づけとの間の古典的な区別は、アスリートのパフォーマンスにおいて精神的に助けるのに非常に適切であるように思われる。」と記載されている。

また、ズデニェク・ゼーマン監督のハーフタイムでの技術的でも戦術的でもないトークによりチームが一気に雰囲気が変わった例をあげて「魔術師なのか?」と問うなどコミュニケーションがパフォーマンスに影響を与えることを大きく重視している。

本人も4月の町田戦を前に「疲れが出ても勝つメンタリティーを忘れてはいけない」と語るなどメンタル、コミュニケーションに関する発言には注目をしていきたい。