その意味で、第32節のブラウブリッツ秋田戦は反省すべき点が多い試合だった。

リーグ屈指の難敵である秋田のフィジカル、そしてロングボール&ロングスローの圧力に苦しみ、思うようにペースを握れず。後半途中に3-4-2-1へシフトしてからは余裕を持ったパス回しが可能となり、73分に追いつくも逆転には至らなかった。

48分の失点シーンはセットプレーからのオウンゴールと不運な形だったとはいえ、「後半の入りの失点が多い」という悪癖が再び顔をのぞかせたゲームだった。J1昇格に向けて、同じ展開を繰り返してはならない。

反省点を修正しつつ迎える最大の正念場は、10月7日にアイスタで開催される第38節の磐田戦だ。この試合は“静岡ダービー”という激アツな側面だけにとどまらず、昇格を争うライバルを直接倒すチャンスでもある。

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もちろん、このダービーですべてが決まる訳ではないが、勝利できればJ1の舞台に限りなく近づけるはず。

義理人情に厚い指揮官が試合後、今シーズン最大の「This is football !!!」を叫べるか、大いに注目したい。

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