MLBロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が、違法なブックメーカーを利用してスポーツ賭博に大金を投じていた問題が波紋を広げている。

また、水原氏の賭けの対象にサッカーが含まれていたこともあり、思わぬ形でギャンブルとサッカーがクローズアップされた格好だ。

合法化されているとはいえ欧州サッカー界でもスポーツ賭博は問題視されることもあり、とりわけユニフォームスポンサーなども含めた広告に関しては、各国で厳しい措置を取る動きが目立つ。

ここでは、そんなギャンブル系スポンサーのロゴをユニフォームに付けた「欧州5つの名門クラブチーム」をご紹介しよう。

トッテナム

トッテナム・ホットスパー 2008-09 Puma ホーム ユニフォーム

選手:ルカ・モドリッチ

スポンサー:Mansion.com Casino and Poker

契約期間:2006-07~2009-10

トッテナムにとってここまでで唯一契約したギャンブル系企業が「MANSION CASINO」。2006-07シーズンに初めて付けたロゴはMマークと“MANSION”とだけ記されていたため、日本のファンの間では“建物のマンション”と勘違いされることも多かった。

4年契約の胸スポンサー締結が発表されたのは2006年5月。当時の一部欧米メディアによれば、契約金はその当時のトッテナム史上最高額で、それ以前の4倍ほどの金額だったという。ちなみに「MANSION CASINO」は当初、トッテナムではなく「vodafone」の後釜としてマンチェスター・ユナイテッドとの契約を狙っていたとか。

ギャンブルに手を出してしまったトッテナムだったが、契約期間は延長されることなく当初予定の4年間で終了に。それ以降はギャンブル系企業との胸ロゴ契約はない。