創設年 | 1980年 |
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ホームタウン | 大阪府吹田市 |
ホームスタジアム | 万博記念陸上競技場 |
収容人数 | 21,000 |
監督 | 西野 朗 |
2009年度順位 | 3位 |
URL | http://www.gamba-osaka.net/ |
福岡大の河田、ガンバユースの内田、愛媛からローンバックの横谷とC契約選手のドド、そして、ポルトゲーザから加入したゼ・カルロスが新たにやってきたが、事実上の補強はゼ・カルロスのみ。これまでのガンバに足りなかった、重厚感のあるセンターフォワードの獲得ということもあり、大きな期待は寄せられているが、キャンプ中に調整不足が感じさせる体たらくを披露する等、ガンバのサッカーに馴染むまで時間はかかりそうだ。全北現代時代にACL制覇を経験しており、実績は十分だが、彼の力に期待するよりは、未だ本領を発揮できていないペドロ・ジュニオールの奮起を願うほうが賢明かもしれない。
大きなシステム変更はなしと見て問題ないだろう。西野監督が「目指すサッカーは変わらない」と明言しているように、今季も常に攻撃的姿勢を貫くアグレッシブなサッカーで魅了するはずだ。
遠藤、二川、橋本、明神が陣取る中盤の構成力はJ1屈指であり、“わかっていてもボールを奪えない”圧倒的なポゼッションサッカーの源ともなっているが、そのピースを1つでも失った時と手詰まりになった時に問題となる。
昨季は、バイタルエリアで変化を生む二川の離脱やバックラインを引いて構える“ガンバシフト”の対応に苦心。従来のコンセプトから外れたダイレクトプレイでクリアしたとはいえ、抱える課題は変わらないだろう。
チーム目標として「国内外のタイトルの獲得」を掲げているが、客観的に分析すると厳しい感は否めない。これまでに味わってきた苦難を払拭できるだけの補強やチーム作りに成功したとは言えないからだ。
ガンバが国内外で王者に輝いた時代には、最前線に圧倒的な存在感を誇示するフィニッシャーが躍動しており、中盤で創造したチャンスをゴールに結び付けることが可能であったが、レアンドロの退団以降に加入したペドロ・ジュニオールはガンバのスタイルに完全にフィットしたとは言えず、今季の大型助っ人であるゼ・カルロスも未知数。長年培ったものと自力があるだけに大崩れすることはないだろうが、現状では目標達成は・・・。