アル・シャバブ(サウジアラビア)
予選グループ成績:グループC 3勝1分2敗 1位
国内リーグ成績:11勝7分け4敗 4位 (2009-2010)
Club DATA
本拠地 リヤド
設立年度 1947年
チームカラー
監督 エヂガル・フェレイラ(ブラジル)
FORMATION
GL REVIEW

サウジアラビアの4チームの中では名の通ったタレントが少なく、外国籍選手も4人しか登録していない。そのためやや地味なメンバーであるが、チームの組織力とその完成度は高い。グループリーグの序盤戦は明らかなカウンター戦術で臨んでいたが、勝利が義務づけられた第6節では鮮やかなショートパスサッカーを披露し、引き出しの多さを見せつけた。

チームの中心はブラジル出身の攻撃的MFマルセロ・カマーチョと、アンゴラ代表FWのフラヴィオ。とはいえ彼らが突出しているわけではなく、リビア代表のベテランMFエル・タイブや、サウジアラビア代表クラスのアハメド・アテーフ、アブドゥ・アテーフ、ファイサル・ビン・スルタンなど渋い選手たちが周りを固めており、穴はない。

サイドバックが攻撃的な選手ばかりのため守備力は決して優れているというわけではないが、決して弱くはない。センターバックだけを見れば、サウジアラビア代表アル・カディ、クウェート代表ナダ・アル・エンジ、若手のサナド・シュラヒレーと能力、選手層共にそこそこの力がある。

応用力があるチームだけに弱点は時によって変わるが、強いて言えばチームの総合力だろう。バランスの良いチームだけに突出した個がなく、一人で試合を決められる選手はいない。ただ、これは強みと表裏一体でもある。

KEY PLAYER
フラヴィオ(アンゴラ)
様々なプレーに高い能力を示すアンゴラ代表ストライカー。シュート技術が高く、小柄だがヘディングも非常に得意。いろいろな形から点が取れる選手だ。不動のエースとしてチームを引っ張る。
マルセロ・カマーチョ(ブラジル)
鋭いスルーパスを持ち、セットプレーも得意な攻撃的ミッドフィルダー。小柄でフィジカル面は期待出来ないが、フリーになってボールを受ける動きに長け、質の高いチャンスメイクを見せる。
アハメド・アテーフ(サウジアラビア)
サウジアラビア代表選手。非常に小柄な選手だが、ボールをキープする高い技術と、そこから繰り出される的確なパスが武器のプレーメーカー。ボランチやサイドなど、中盤ならどこでもこなす応用力もある。

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