アル・ヒラル(サウジアラビア)
予選グループ成績:グループD 3勝2分1敗 1位
国内リーグ成績:18勝2分2敗 優勝 (2009-2010)
Club DATA
本拠地 リヤド
設立年度 1957年
チームカラー
監督 エリック・ゲレツ(ベルギー)
FORMATION
GL REVIEW

西地区でACL優勝の最有力候補をあげるとすれば、このアル・ヒラルになるだろう。豊富な資金力を生かしてワールドクラスの選手を獲得し、サウジアラビアリーグも圧倒的な強さで制覇した。戦術はエリック・ゲレツ監督らしいポゼッションサッカー。ショートパスを繋いでボールを保持し、様々な場所から得点を狙ってくるチームだ。

それを支えているのがワールドクラスのタレントたち。ベガルタ仙台に所属していたこともあるチアゴ・ネーヴィスは、鮮やかなドリブルでボールをキープしてゲームメイクし、時に強力なシュートで得点を狙う。スウェーデン代表のヴィルヘルムソンはサイドからドリブル突破を仕掛けて相手の守備を斬り裂いていく。後方からはルーマニア代表ミレル・ラドイがボールを供給、韓国代表イ・ヨンピョが積極的なオーバーラップで攻撃をサポート。それ以外にも、サウジアラビア代表選手のヤセル・アル・カフタニ、ハレド・アジズ、アル・マルシャディ、オサマ・ハウサウィとタレントが目白押し。加えて若手のアル・アベド、アル・フレイディも成長著しく、スタメンに名を連ねることが多くなってきた。

唯一、そして最大の不安要素といえば、キーパーのアル・デアイエの衰えが激しいことだ。もちろん1994年、1998年、2002年と3度のワールドカップを経験した元サウジアラビア代表の名選手のことなのだが、以前の彼では考えられないような、目を覆わんばかりのイージーミスが多すぎる。キャプテンとして外せないとはいえ、彼をスタメンで起用することで失点の原因になるようでは元も子もないはずなのだが……。

KEY PLAYER
チアゴ・ネーヴィス(ブラジル)
様々なタレントに囲まれているが、ゲームを作るのはやはり彼といっていい。アル・ヒラルのポゼッションサッカーには、彼の自由なポジション取りとキープ力、パスセンスは欠かせない。2006年には当時J2のベガルタ仙台でプレーしたこともある。
クリスティアン・ヴィルヘルムソン(スウェーデン)
アンデルレヒトやローマなどで活躍し、2004、2008年の欧州選手権、2006年のワールドカップにも出場したスウェーデン代表選手。スピードを生かしたドリブル突破が武器で、高い攻撃力を誇る。
ヤセル・アル・カフタニ(サウジアラビア)
アジアカップでも日本を苦しめた、「スナイパー」の異名をとるサウジアラビア代表のエースストライカー。180cmと決して大柄ではないがヘディングも得意で、様々な形からゴールを陥れることが出来る。

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