大会11日目です。世界王者イタリアがニュージーランドと引き分けるなど、強豪が苦しんでいるグループステージ。本日登場するイベリア半島の2チームは是が非でも勝利を得たい試合を迎えます。今日で全チームがグループステージ2試合目を終える事になります。
コートジボワール相手に引き分けたポルトガル代表と、組織的なディフェンスと果敢なアタックでブラジル代表に善戦した北朝鮮の試合です。
ポルトガルは劣勢のコートジボワール戦で勝ち点1を拾っての第2戦。格下である北朝鮮相手に勝利を得られなければ、第3戦のブラジル戦を前にしてグループステージ突破が非常に苦しいと言わざるをえません。攻守のバランスを改善し、如何に効率良く点を奪うかが鍵となりそうです。
北朝鮮はブラジル戦同様の戦い方でポルトガルに挑むと思われます。しかし、ブラジルと比べてポルトガルの守備力は低い為、カウンターからホン・ヨンジョ、チョン・テセが上手く絡めば番狂わせも可能かもしれません。
共に初戦を勝利で終えた2チームの対戦です。今大会屈指の攻撃型チームと守備型チームの対戦であり、好ゲームが期待されます。
ホンジュラスを一蹴したチリ代表は、ビエルサ監督がお得意の「男は黙って3-4-3」システムではなく、4-3-3システムで成果を上げました。アグレッシブかつスピーディーな攻撃サッカーに注目です。
対するスイス代表は初戦で優勝候補のスペインをジャイアント・キリングしての第2戦。CBのセンデロスを怪我で欠く事になりますが、前回大会から無失点を続けており、鉄壁のディフェンスで攻撃サッカーのチリ代表と対峙します。エースのフライやサイドアタッカーのベーラミが帰ってくれば攻撃にも厚みが増します。
欧州王者がまさかの敗北。初戦を落としてしまったスペイン代表は、自力での突破を目指して勝ち点3を狙います。対するホンジュラスは勝ち点1が欲しい試合ではないでしょうか。
無敵艦隊と呼ばれながらもスイスの鉄壁のディフェンスを崩せなかったスペイン代表。さらにはカウンター一発で撃沈するなど、欧州制覇を成し遂げたチームには暗雲が立ちこめています。エースのフェルナンド・トーレスはコンディション不良が明白でしたが、立て直す事はできたのでしょうか。また、イニエスタの怪我の具合も気になるところでしょう。
初戦は全く良い所がなかったホンジュラス代表。是が非でも勝たねばならないスペイン代表を相手にするのは厳しいと言わざるを得ません。ダビド・スアソが戻ってくれば、驚異的なスピードを活かしたカウンターも期待できますが・・・。ジャイアント・キリングを達成できるかどうか。大会を左右する大一番となるでしょう。