アルジェリア代表個人評価（vs アメリカ戦）

アメリカは勝てばグループリーグ突破、アルジェリアも自力ではないもののチャンスの残っていた一戦。激しい打ち合いとなった試合は、後半ロスタイムにドノヴァンが決める劇的な結末となった。下記は、アルジェリア戦でのアメリカ代表の出場選手を個別に採点したものである。

■No.2 ブゲラ【CB】 5.0

正確なフィード、そして時折見せる攻め上がり。後半にサイド際を守ったプレーなど評価できるところも多かったが、ヤヒアと同じく前半の守備でのポジション取り、ライン設定に不満が残る。

■No.3 ベルハジ【LH】 5.5

攻撃では才能を発揮。しかし結果には結びつかなかった。守備は最初から彼には求められていないだろう。

■No.4 ヤヒア【CB】 4.5

最終ラインの3人全てに言えることだが、チームがリスクを背負って賭けた前半に、最終ラインだけ臆病になってしまっていたのは頂けない。「点を取られても良いから点を取る」なら、DFもリスクを背負わなければならないはず。監督の指示であっても応用を利かせたかった。ただ、それは彼らだけの責任だけではないのも事実。

■No.5 ハリシェ【CB】 5.0

3バックの中では一番若い選手なのだから、ヤヒアなどの項で書いた戦術上の不満に関しては彼にぶつけるべきではないと思っている。

■No.8 ラセン【DH】 5.5

イェブダと同じく、中央をやられたのは彼の責任ではない。戦術上そのようなリスクを背負わなければならなかった立場であったからだ。

■No.11 ジェブール【FT】 4.0

前半は何度も何度も得点を決めるチャンスに恵まれたが、結局シュートに可能性が生まれなかった。

■No.13 マトムール【ST】 4.5

前半に攻撃で効いたことは効いたが、フィニッシュを外しすぎた上、守備では全くの役立たずであった。ジアニと同じく、監督の指示だったとしてももう少しクレバーに動くべきだったのではないか。

■No.15 ジアニ【ST】 4.5

特に前半は攻撃面で活躍をしていたが、逆に守備ではマトムールか彼かのどちらかがブラッドリーのマークをしなければ危ない状況ではあった。監督から守備を免除されていたのだろうが、特に後半は自ら判断してクレバーに動くべきだった。

■No.19 イェブダ【DH】 5.0

終盤まで攻撃に守備にとハードワークしたが、結果に結びつかなかった。中央が崩されすぎたのは彼やラセンだけの責任とは言えない。ただ、熱くなるとすぐに退場しそうなプレーや抗議をするのは直した方がいいのでマイナス点。