Ghana
|
0
|
0-0
0-1 |
1
|
Germany
|
---|
得点者
|
60' | エジル |
---|
FIFA.com 選定 | Qoly.jp 選定 | |
エジル(ドイツ) | フリードリッヒ(ドイツ) |
60分にエジルが左足を一閃して先制点を奪ったドイツが、そのまま1-0で試合を終え、ガーナと共に決勝トーナメント進出を果たした。
試合全体を通じてみると、スコア上はドイツが勝りはしたが、内容はガーナがリードしていたと言える。今大会に参加したアフリカ勢の中で最も組織だった守備網を見せてきたガーナは、この日もそれを継続。DFラインの統制力には不安定感はあったが、アナンより前の6人がチェック&カバーを正確に繰り返すディフェンスを披露。守備に回ると、一端引いてディフェンスブロックを形成した後に、ボールの取り所の限定して、囲い込むを行うという一連のアクションは、アフリカ勢の中だけとは言わず、全参加国の中でも屈指の完成度だろう。ドイツは、エジルの個人技でゴールを奪いをしたものの、最後の最後までその守備組織に苦しめられ、逆にカウンターからピンチに遭遇もしたほどであった。
最終的には、オーストラリア×セルビアとの結果により、ガーナとドイツの両国がグループリーグを突破することにはなったが、パフォーマンスは好対照。ガーナは称賛に値する出来を披露したが、ドイツは、終始苦しんだだけではなく、シュヴァインシュタイガー、エジルらが足を痛めてしまい、大きな不安を残すという最悪の形でゲームセット。はたして、この差が彼らの決勝トーナメント以降に影響を与えることになるだろうか。