ベスト16の対戦がスタートしたばかりだが、既に決勝戦は決まったのではないかと巷で囁かれています。と言ってもそれは決勝戦に進むチームではなく審判のお話。グループステージで敗退したイタリアかフランスの主審が決勝の笛を吹くと言われています。

ワールドカップでよもやの失態を犯した前回王者と前回優勝チームであるイタリアかフランスの審判が決勝で笛を吹く、というのはさらなる笑いの種でしかありませんが、イタリアのロベルト・ロゼッティ氏は本当に笛を吹くかもしれません。

ロゼッティ氏は欧州CLでも重要な試合の笛を吹いた実績の持ち主。サッカーデータをIFFHS(国際サッカー歴史記録学会)の6年連続で世界最優秀レフリーに輝くなど名主審として名を馳せたピエルルイジ・コッリーナの後継者とも呼ぶべき存在。ロゼッティ氏は、IFFHSがランキングを公表し始めてからの全ての年代を通じたランキングで12位、現役レフリーでは最高位です(ちなみに1位はコッリーナ氏)。2008年には年間最優秀審判、2009年は2位に輝いています。

しかし、直近の大会を振り返ると、2006年がアルゼンチンのオラシオ・エリソンド氏、2002年はイタリアのピエルルイジ・コッリーナ氏、1998年はモロッコのサイド・ベルクォラ氏、1994年はハンガリーの・・・名前が読めない人(笑)2大会前にコッリーナ氏が吹いている事を考えるとイタリア人のロゼッティ氏が吹く可能性は低いかもしれません。

ここまで調べると気になるのは、本当に決勝で笛を吹くのは誰か?って事。アンリの「ハンド事件」で話題となったフランス対アイルランドの主審を務めたスウェーデンのマルティン・ハンション氏に主審をさせるほどFIFAも酷じゃないでしょう。また、イングランドが敗退すれば名物審判のハワード・ウェブ氏の可能性もあります。昨年のIFFHS世界最優秀審判の第3位ですし。となると、「IFFHSの世界最優秀審判の1位なんじゃないの?」って事になるので、ご紹介したいと思います。昨年のIFFHS世界最優秀審判第1位は、スイスのマッシモ・ブサッカ氏です。スイスは初戦で欧州王者のスペインをジャイアントキリング。さらにはワールドカップの無失点記録を作るなど今大会も爽やかな存在でしたが既に敗退が決定。もはやブサッカ氏しか考えられないかもしれませんね!ブサッカ氏の凄い所は、母国語はイタリア語ですが、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語を話せること。ほとんどの国の人とコミュニケーションが取れるので、決勝の審判にもってこいでしょう!えっ?ブラジルとかポルトガルとか日本とか来たらどうすんだよって?まぁ、その時はその時でブサッカさんならなんとかしますよ(汗)。

と、いうことで、Qolyが予想する決勝の主審は、2009年の世界最優秀審判であるマッシモ・ブサッカ氏に決定します!結果をお楽しみに~♪

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