注目の連勝チーム対決。スパルタク・モスクワがホーム、スタディオン “ルジニキ”にプレミアリーグ首位のチェルシーを迎えた。

大黒柱のアレックスが欠場したスパルタクだったが、ホームの大声援を受け、積極的に攻めに出る。10分にパルシヴリュクのドリブルからD・コンバロフが決定機を迎えると、14分にはD・コンバロフのクロスからヴェリトンがゴールを狙う。しかし、ニアサイドを狙ったシュートはチェフがストップ。得点までには至らなかった。逆に23分、チェルシーはミケルのロングフィードから、元CSKAモスクワのジルコフがダイレクトでゴールネットへ突き刺す。ジルコフはこれがチェルシーでの記念すべき初ゴール。この先制弾により、スパルタク選手の意識はより前へと向かった。43分、センターバックのパレハが前へ出すぎたことでスパルタク守備陣はバランスを崩し、エシエンのスルーパスからアネルカが追加点。前半はチェルシーの2点リードで折り返す。

後半、落ち着きを取り戻したスパルタクは、再びサイドからチェルシー攻略の糸口を探る。D・コンバロフのクロス、マクギーディのドリブルから多くのシュートチャンスを迎えたが、やはり最後にチェフが立ちはだかった。64分にイブソンが放った2本のシュートも、チェコ代表の守護神を破ることはできず。その後やや単調なクロスをチェフの守備範囲に上げてしまうケースが増えたこともあり、結局試合は0-2のまま終了。ホームで勢い良く攻めたカルピン監督のスパルタクに対し、主力選手を数人欠くチェルシーが地力の違いを見せつける結果となった。

（筆：Qoly編集部 O）

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