世界四大会計事務所の一つである『Deloitte』は、昨季において最も収入が多かったクラブを順位付けする『Deloitte Football Money League』を発表。統計を始めた2004-05シーズンから連続でレアル・マドリーが一位に輝いた。

【2009-20010 収入ランキング ベスト10】
2009-10順位(2008-09順位) クラブ名 収入
1 (1) レアル・マドリー(ESP) 約497億円
2 (2) バルセロナ(ESP) 約450億円
3 (3) マンチェスター・ユナイテッド(ENG) 約396億円
4 (4) バイエルン・ミュンヘン(GER) 約366億円
5 (5) アーセナル(ENG) 約310億円
6 (6) チェルシー(ENG) 約290億円
7 (10) ミラン(ITA) 約267億円
8 (7) リヴァプール(ENG) 約255億円
9 (9) インテル(ITA) 約254億円
10 (8) ユヴェントス(ITA) 約232億円

まず、上記の表を見て気付くことは、レアル・マドリーがはじき出した桁違いの数値である。2位のバルセロナも約450億円という収入を手にしたが、レアル・マドリーは500億円に後一歩と迫る勢い。獲得タイトルはゼロの彼らがこのような結果を収めたのは、ビジネス面の巧さが物語っているといえるだろう。クリスティアーノ・ロナウドのようなスター選手がもたらした好影響も大きいはずだ。

そして、1位から6位まではお馴染みの顔が並び、変化があったのは7位以下。前回10位であったミランが7位にジャンプアップし、リヴァプール、ユヴェントスが順位を落とすことになったわけだが、イタリア・サッカーファンとしては、セリエAのビッグ3が下位に沈んでいる点については少々寂しいところだろう。10位以下は割愛させて頂いたが、ローマが18位にランキングされたことを除けば、20位までは全て他のリーグのクラブが独占。UEFAランキングもさることながら、収入の面でもセリエAの面子は潰れかけている。

※前回集計時より順位を上げたクラブは青文字。下げたクラブは赤文字。

(筆:Qoly編集部 T)

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