ブンデスリーガでは優勝戦線からは程遠い5位。直近の試合ではハノーファー96相手に1-3で敗戦するなど、常勝軍団としての面影が消えつつあるバイエルン・ミュンヘン。その最大の責任者として各方面から集中砲火を浴びている監督のルイス・ファン・ハールだが、遂にオランダ人指揮官とバイエルンの関係は終焉となるようだ。この程、バイエルンとルイス・ファン・ハールは連名で声明を発表した。
「ルイス・ファン・ハールはシーズン終了後まで残留する。公式的な契約は2012年までだが、シーズン終了後に契約を終了することで固まった」
「この決断に至った経緯は、クラブに対する戦略的見識の違いからである」
2009-2010シーズンにはブンデスリーガ制覇とDFポカール制覇の2冠。2010年にはDFBスーパーカップも勝ち取るなど、欧州きっての戦術家がクラブにもたらしたタイトル数は決して批判されるものではない。しかし、補強に関する面などでのクラブとの対立が噂されるなど、両者の関係は確実に冷え切っていた。
(筆:Qoly編集部 T)