Covilha
|
3
|
0-0
3-0 |
0
|
Fatima
|
---|
アメッサン アメッサン ヴァグナォン |
48' 61' 69' |
得点者
|
---|
リーガ・オランジーナ(ポルトガル2部リーグ)28節、残留争いの直接対決。16チーム中15位につけるコヴィーリャと、最下位のファーティマが激突した。結果はホームのコヴィーリャが3-0と圧勝。敗れたファーティマは2試合を残して3部降格が決定した。
比較的丁寧にボールを繋ぐサッカーを見せたファーティマ。しかし決定的なパスを出せる選手も、飛び出しが出来る選手も、クロスに合わせるのが上手い選手もいないので、ゴールに向かう力が乏しい。結局はスピードに優れるモレイラが強引に仕掛けなければならない場面が多く、チャンスは終始少なかった。
また守備も厳しい場面が多かった。組織はそれなりにしっかりしてはいるが、コヴィーリャの黒人FW陣が仕掛けてくるスピードあるドリブルに個々人の守備力が追いつかず、ボールを奪えない。結果ズルズルと最終ラインが下げられ、アンカーと2列目の間に距離が空いてしまう。
前半はそんな状況の中でもチャンスをいくつか生み出し、41分にはカルヴァリャスのフリーキックがわずかに枠を逸れ、44分にはドリブルで強引に持ち込んだモレイラがDFに倒され、もう少しでPKを貰えるような場面も作っていた。
しかし後半始まってすぐ、ヴオのポストプレーを許してスルーパスを通され、アメッサンに先制点を決められてしまう。するとファーティマはとたんに崩壊していく。61分にはジェイソンのフィード一発でアメッサンに裏を取られて2点目を失う。さらにコーナーキックからヴァグナォンにヘディングを決められてしまった。加えて73分にはモレイラが2枚目の警告を受けて退場し、万事休すとなった。
勝利したコヴィーリャは前線に身体能力が高い選手を並べたことが功を奏した。彼らのドリブルとイヴォ・ピントのアーリークロスくらいしか武器はなかったものの、その限られた手段が機能したのが大きかった。
この勝ち点3でコヴィーリャは暫定ながら残留圏内の14位に浮上、首の皮一枚繋がった格好となった。残り2試合、勝ち点が接近しているベレネンセス、ヴァルジムとのデッドヒートが続く。
(筆:Qoly編集部 K)
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ