今季、プレミアリーグ初昇格を果たしたスウォンジー・シティはここまで2分け1敗。記念すべき開幕戦、マンチェスター・シティとの「シティ対決」で0-4の大敗を喫し、“プレミアの洗礼”を浴びたものの、その後はウィガン、サンダーランドとスコアレスドローを演じている。
唯一気になるのが、開幕から3試合、計270分無得点という点であるが、これに関しては興味深いデータがあるようだ。
ランク | 無得点 (分) | チーム | シーズン | 最終順位 |
---|---|---|---|---|
1 | 438 | ニューカッスル | 2005-06 | 7位 |
2 | 372 | シェフィールド・W | 1993-94 | 7位 |
3 | 357 | ウェストハム | 1994-95 | 14位 |
4 | 347 | サウサンプトン | 2001-02 | 11位 |
5 | 343 | エヴァートン | 1998-99 | 14位 |
6 | 297 | アストン・ヴィラ | 1997-98 | 7位 |
7 | 276 | チェルシー | 1995-96 | 11位 |
8 | 274 | ミドルズブラ | 2001-02 | 12位 |
9 | 273 | ウィンブルドン | 1996-97 | 8位 |
10 | 270 | スウォンジー | 2011-12 | ? |
上記は、プレミアリーグが創設された1992年以降の開幕からの無得点記録。これを見てみると、不思議なことに開幕戦から無得点=未勝利でスタートダッシュに失敗したチームは、いずれも最終的にプレミアリーグ残留を果たしているのである。
近年では、ランキングの1位に燦然と輝く、2005-06シーズンのニューカッスル。開幕5試合で2分け3敗、19位という苦しい序盤戦を過ごし、シーズン途中でグレアム・スーネス監督が解任されたものの、後任のグレン・ローダー監督の下で徐々に順位を上げ、最終的には7位でフィニッシュした。
その幸運な?ランキングの末席に名を連ねた今季の“スワンズ”。プレミアリーグでの処女航海は果たして、ジンクス通りの素晴らしい結末を迎えることができるのだろうか。(さすがにこの記録が「900分」ぐらいまで続くと心配だが…)
スウォンジーの次戦は本日10日、日本時間23時にキックオフされるアーセナルとのアウェイゲーム。なお、アーセナルの宮市はこの試合、右ふくらはぎの負傷で欠場する見込みだ。
※【追記】試合はアーセナルが1-0で勝利し、スウォンジーの無得点記録はランキング3位の「360分」へと伸びている。
(筆:Qoly編集部 O)
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