先日元フランス代表FWダヴィド・トレゼゲが、UAEプロリーグ所属のバニ・ヤスとの契約をキャンセルする意向であることをお伝えした。当初その理由は「怪我によって満足なプレーが出来ないから」だと言われており、退団すればそれは引退になるだろううと報道されていた。
しかし昨日、代理人を務めているアントニオ・カリエンドがイタリアのメディアに対して「トレゼゲは“本物”のサッカーを望んでおり、ナポリと交渉している」と話したという記事がメディアに掲載された。
「私が彼の元を訪れたのは2週間前、彼の試合を見に行ったときだ。ダヴィドは私に頼んだ。『僕には本物のサッカーが必要なんだ』と。我々はナポリについての話をした。彼はクラブのビジョン、そして熱狂的なファンに惹かれている。ナポリはファーストチョイスだ。攻撃をサポートする役割に上手くフィットできるだろう」
「ダヴィドは素晴らしいプロフェッショナルだ。彼の粘り強さを知っている。喜んでナポリに居を移すだろうし、それに近づいている。ナポリへの移籍が実現できる」
「まだクラブと合意には達していない。数日で終わるということは期待していない。現段階での我々は交渉に集中している。ナポリとのことはその後だ」
イタリアのメディアに語ったという発言であるため信憑性は定かではないが、これが真実だとすればバニ・ヤス側にとってはたまったものではない。クラブの広報を務めるムサード・アル・ハルシは昨日のインタビューでこう答えている。
「トレゼゲがナポリに加入するなんてニュースはない。彼は我々と契約している身であり、今できることは将来について我々と話し合うことだけ。とりあえず、彼は契約解除について負傷のことは言わなかった。個人的な理由だと言った」
(筆:Qoly編集部 K)
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