アフリカ・ネイションズカップ予選のグループリーグを無敗で突破し、本大会では優勝も狙えるのではないかと噂されていたセネガル。2002年日韓ワールドカップ以来のサプライズを期待されたが、ここに来てアフリカらしいお家騒動が持ち上がり、メンバーの選定が遅れている上に準備試合の予定が白紙に。大会出場すらも危ぶまれる状況となっている。
その原因となっているのは、12月15日に監督を務めていたアマラ・トラオレとの契約が切れてしまったことである。トラオレは9000ユーロの給与増額を求めているが、スポーツ大臣はこれを拒否し、契約交渉が決裂したと地元メディアが報じている。
アマラ・トラオレ監督
そのため、1月21日に開幕する予定のアフリカ・ネイションズカップに望む22人のメンバーを選定できない状況にあり、準備が遅れている。そのため、大会前に予定されていたスーダン、チュニジアとの準備試合はキャンセルとなった。
また一方で政府からの金銭的な支援についても問題を抱えている。ネイションズカップに出場する代表チームには政府から152000ユーロの助成金が支払われている。ツꀀセネガルサッカー連盟会長を務めるオーギュスタン・サンゴールはこの額に不満を持っているようだ。
「我々がもし本大会に出場できなかった場合、それはサッカー連盟の失態ではないと全世界に伝えておかなければならない」
(筆:Qoly編集部 K)