▼まとめ

プレミアリーグにここまで航空会社からの広告出稿が相次ぐ理由、それは一言で言ってしまえば、やはりプレミアリーグが持っている圧倒的なリーチでしょう。

プレミアは今、世界で最も多くの人に見られている国内リーグです。これだけ消費が落ち込んでいてもその放映権料は高騰し続け、キックオフ時間も徐々にアジアに配慮したものへと移行しています。中継前のオープニング映像も、近年では信じられないくらいグローバルな演出に変わっていますよね。

ビッグクラブの試合となればそれこそ世界中で何億人もの人が視聴することになり、その露出効果も絶大なものだと察します。ここに、プレミアリーグが持つ潜在的なメディア(広告媒体)としてのパワーを感じます。

そしてそれは、「世界を結ぶ」という意味でまさしく世界をターゲットにしている航空会社の思惑とぴったり一致しているからこそ、これだけ多くの航空会社がプレミアリーグに投資をしている結果を生んだのだと思います。

また、プレミアの各クラブとしても、まさしく世界というものをターゲットとしている航空会社とアライアンスを組むことは、国内では飽和状態にある市場を世界に求めるという上でも、大変メリットのあることではないでしょうか。

目指すベクトルが同じで、共に互いの機能を補完し合っているプレミアリーグと航空会社の関係は、まさに相思相愛と呼ぶことができるでしょう。

今後、スポンサーに就く航空会社の数は、その国のリーグが持つ影響力や市場的価値を測る一つの「モノサシ」となっていくような気がします。そういう視点でサッカーを見ていくのも、おもしろそうですね。

筆者名 くわけん
プロフィール 『兵庫県西宮市在住の大学生。競技としての魅力はもちろん、文化や側面としてのサッカーの魅力を一人でも多くの人に伝えたいです。サッカー実況界の神=倉敷保雄さんと写真撮ったことだけが自慢。』
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