元イングランド代表の二人がドリームチームを両チームから選出!

チャンピオンズリーグのレアル・マドリー対マンチェスター・ユナイテッドの大一番を前に、元イングランド代表MFジェイミー・レドナップと同DFがマーティン・キーオンが『Dailymail』で両チームで構成されたドリームチームを選出しているのでご紹介しよう。

Sky Sports専属解説者であるレドナップと、アーセナルでパートタイムのスカウトならびにコーチを勤めながら、BBC、ESPNなど多数の番組で解説を務め、さらにはFAカップ限定でウェンブリーFCでプレーするキーオン。共に1990年台のイングランド代表として次代を担った2人が、現地時間の13日にレアル・マドリーの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで行われる一戦を前に両チームで構成されるドリームチームを選出している。

レドナップ 「さてマーティン、レアル・マドリーとマンチェスター・ユナイテッドのイレブンを合体させよう。まずは守護神からだね。カシージャスが怪我から復帰できないので、ダビド・デ・ヘアで行くべきかな?」

キーオン 「セビージャ戦のディエゴ・ロペスを見たけど印象深かったよ」

レドナップ 「だが、彼はデ・ヘアはビッグセーブを見せるよ。デ・ヘアの弱点はフィジカルだけど、今回はそうならないよ。彼は素晴らしいシュートストッパーだよ」

キーオン 「それはそうだね。じゃあ、我々のNo.1は彼で行こう。DFについてはどうだい?私はアルバロ・アルベロアはリヴァプールの頃よりとても良くなったと思っているよ」

レドナップ 「2シーズン前のスパーズ相手彼は印象深いね。ラファエルはちょっと波がある。だが君のディフェンスの知識に従うよ」

キーオン 「逆サイドにはパトリス・エヴラをピックアップしたいね。彼はビッグマッチでプレーする経験があり、ファビオ・コエントラォンはベルナベウでのファーストチョイスなだけだね」

レドナップ 「コエントラォンは好きだし、エヴラは弱気にならないか心配している。何人ものウィンガーが彼を孤立させて成功している。だけど、これはビッグゲームだ。今季彼のゴールでの貢献は印象的だね。もしレアルが彼をCKで適切にマークしなければ、彼は彼らを懲らしめるだろうね。君が教えてくれるようにね」

キーオン 「当然、中央にはセルヒオ・ラモスを持ってきたい。ユーロでクリスティアーノ・ロナウドと対峙した彼を見たけど、彼はズバ抜けてたよ。彼は自分の相手を抑えこみ、ボールを冷静に扱う」

レドナップ 「君は彼が時折攻撃しすぎると感じるかい?僕は自分のディフェンダーは攻撃よりもまず守ってもらう事を好むよ。マーティン、君のようにね。だからネマニャ・ヴィディッチはこのチームにいれるべきさ。それがディフェンダーが後ろにいる理由だし、彼らが攻撃しない理由さ!」

キーオン 「気をつけないとね!パトリス・エヴラにボールを預けたとしても、たぶん君が起点となるから戻して欲しくはないね(レドナップは中盤のMFだった)。君に同意するよ。ヴィディッチは入るべきだね」

レドナップ 「リオ・ファーディナンドはとても素晴らしいシーズンを過ごしているが、たぶん彼がいい関係を保てば、彼はイングランド代表のスカッドへ戻ることができるだろうね」

キーオン 「私もそれを願うよ。何故ならロイ・ホジソンによって捨てられたような形は嫌いだからね。まぁ、ラモスとヴィディッチは良いバランスじゃないかな。シャビ・アロンソとマイケル・キャリックをその前に置くのは2人が似すぎているから問題かな?」

レドナップ 「君は守備的MFを2人欲しいみたいだけど、僕は彼ら(ディフェンスライン)の前にサミ・ケディラを置きたいね」

キーオン 「私はキャリックが不当評価されていると思っているよ。彼の見せるパスは素晴らしいよ」

レドナップ 「なんてことだ!我々はルカ・モドリッチの事を考えていなかったよ。EUROのスペイン戦での彼を見たけど、彼はシャビとアンドレス・イニエスタとマッチアップしていた。モウリーニョはうまく使えてないみたいだけどね。彼はユナイテッドに入るべきだったと思うよ。アロンソは入れるべきだね。彼は中盤を走り回っているレアルの将軍さ」

キーオン 「レアルがモドリッチに合うハイテンポのゲームをするとは思っていない。だからアロンソに合うんだよ。彼は糸の様に精密なパスをロナウドへ送るね。彼は何度もボールを蹴るなら勝者となるはずさ」

レドナップ 「そうだね。彼はモウリーニョの求める戦術理解度を持っている。そして、もし彼が我々が選ぶ前線4人の後ろにいるなら誰が相手でも脅威だね。ロビン・ファン・ペルシーは1トップにすべきだね。ファン・ペルシーはカリム・ベンゼマやゴンサロ・イグアインより上さ」

キーオン 「私も同意するよ。彼の後ろはウェイン・ルーニーを選びたい。10番のポジションは彼のベストポジションさ」

レドナップ 「ルーニーの役割はアロンソをプレーさせない事だろうね。ロナウドを左に選ぶのは最も簡単だね。そう言っても、彼はそこでスタートするだろうけど、ぶらぶらする事になるはずさ。誰をウィングにする?アンヘル・ディ・マリアかい?」

キーオン 「そいつはどうかな。私は、メスト・エジルが昨年よりもタフなシーズンを過ごしていると思うけど、夏の彼は良かったし、彼にはスピードがある」

レドナップ 「私もそれでいいよ。この前線の4枚は試合で勝利できるね。あとは監督を決めるだけだ・・・」

キーオン 「サー・アレックスはモウリーニョが認めるであろう世界でオンリーワンの監督であり、このチームをモウリーニョより指揮できると思う。二人とも傑出した監督だが、サー・アレックスは殆どの仕事を一つのクラブで行なってきた。これは素晴らしいよ」

レドナップ 「本当だね。だがモウリーニョのチャンピオンズリーグでの記録は良いし、彼は若くしてそれを達成している。彼にはファーガソンが獲得したトロフィーよりを上回る事を期待しているよ。たぶん今はファーガソンだね、だが今だけさ」

レドナップとキーオン選出のドリームチーム(参照: Daily Mail)

いかがだったであろうか?少々意外性の無い布陣になってしまうのは両チームに豪華メンバーが集結しているからであろう。日本代表FW香川真司は選出されなかったが、ここに加わるだけの活躍を期待したい。

(筆:Qoly編集部 L)

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