3月19日、BBCは「ストーク・シティでプレーしている元イングランド代表FWマイケル・オーウェンが、今季限りでの現役引退を発表した」と報じた。

マイケル・オーウェンは1979年生まれの33歳。1997年にリヴァプールのトップチームでデビューを果たし、その圧倒的なスピードと得点力から「ワンダーボーイ」と称された。

イングランド代表でも若くして活躍を見せ、1998年ワールドカップを初めとしてEURO2000、2002年ワールドカップ、EURO2004、2006年ワールドカップと多くの大会に出場した。

スピードを武器とする選手であったことが災いしたか、20代半ばからは慢性的な怪我に悩まされ、リヴァプールを退団してからはレアル・マドリー、ニューカッスル・ユナイテッド、マンチェスター・ユナイテッドに所属しつつもフル稼働できず。今季はストーク・シティに所属しているが、十分な出番は得られない状態が続いていた。

「大きな誇りと共に、僕は引退することを発表する。キャリアは非常に幸運だったと思う。唯一夢見ていた旅路を歩くことが出来たんだから。

17歳の時にリヴァプールのファーストチームにデビューして、そのあとレアル・マドリー、ニューカッスル・ユナイテッド、マンチェスター・ユナイテッド、そしてストーク・シティ。イングランド代表でも89試合に出場した。今、キャリアに幕を下ろすときが来たと思う。

これはマネージャー、コーチ、仲間、スタッフ、ファン、そして自身のパーソナルスポンサーから受けた支援なしでは成し遂げられなかったものだ。僕は感謝したい。僕がサッカー選手として頂点に達するために、大きな役割の一つを担ってくれた。

また、僕のフラストレーションを受け止めてくれた母にも。家族の関係が良かったことも、成功の基礎を作ったと思う。我々兄弟、姉妹にとって、彼女の献身は計り知れない助けとなったと思う。そして最後に父さん。一番付き合いの長い仲間だ。あなたなしでは最高のステージに登り詰めることは出来なかっただろう」

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