「マーキュリアル」「ティエンポ」「トータル90」「CTR360」という4つのシリーズが近年定着していたNikeのスパイク。しかし、ネイマール、ウェイン・ルーニー、ズラタン・イブラヒモヴィッチやその他多くのプレイヤーからのフィードバックで明らかになってきたのは、現代フットボールの機敏なディフェンダーの動きに対応するため、ペナルティエリア内やその周辺でスペースを作り出し、どんな角度からでもシュートを決めるための助けとなるスパイクの必要性。

そこでNikeは「トータル90(T90)」に代わる新シリーズとして、俊敏性や機敏性、ボールコントロールを重視したスパイク、「ハイパーヴェノム」を発表した。

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Nike Hypervenom Phantom

「もっと頻繁に、もっと素早くスペースを作れるように助けてほしい。自分の機敏性を高め、スペースを作り、相手の守備に阻まれる前にシュートを打つための助けとなるスパイクが欲しい」

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先日バルセロナ移籍を発表したブラジル代表FW、ネイマールのシンプルな要求にも応えるべくデザインされたという「ハイパーヴェノム」。何と言っても最大の特徴は、ナイキスキンを搭載した独特のアッパーだろう。

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柔らかくしなやかなメッシュと薄いポリウレタンフィルムを組み合わせた新しい素材「ナイキスキン」を採用し、優れた快適性とボールタッチを実現したアッパー。できるだけ裸足でプレーをする感覚に近いスパイクを作ってほしいというプレイヤーたちからのリクエストが反映されている。

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また、オールコンディションズ・コントロール(ACC)テクノロジーで仕上げを施すことにより、メッシュ素材を常に乾いた状態に保ちながら、しなやかさや快適さ、機能性を維持。晴天と雨天、どちらのコンディションでも同じようなボールコントロールが可能になっている。

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アウトソールは、“一歩目”の鋭さを生み出す第一中足骨(親指へ向かう骨)が素早く動かせるよう、前足部が屈曲溝により分断された構造を採用。プレートの土台となる部分には圧縮ナイロンを使い、高いレベルの軽さと強度(反発力)を実現した。

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後足部のインサイドには“ヴェノム”(毒液、悪意)という名に相応しいドクロのロゴ。

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ナイキフットボール・フットウェア担当副社長のフィル・マッカートニー氏は、次のように語っている。

「ネイマールのインプットは計り知れないほど貴重です。彼がこれまで着用してきたマーキュリアル ヴェイパー IX は、プレイヤーが敵を出し抜くためのスペースを見つける助けとなるようにデザインされており、純粋にスピードにフォーカスしたプロダクトです。一方で、ハイパーヴェノムは、ボールを蹴ってゴールネットを揺らすことやスペースを作り出すことに注力したスパイクです。小さなニュアンスの違いですが、大変重要なことであり、プレイヤーの機敏さとシュートを打つ能力をさらに向上するためにデザインされています」

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「通常、新しいスパイクを作る時には、フィット感、アッパーの素材、ソールプレートあるいはスタッドの配置を改善することを考えます。しかしナイキ ハイパーヴェノムは、 これらすべてに対して全く新しいソリューションを提供します。私達がプレイヤー達と話した結果、全く新しいプロダクトが必要であると感じたからです。ハイパーヴェノムは予測不可能な動きを見せる新しいタイプのプレイヤーのために究極の表現をしてくれるプロダクトです。このタイプのプレイヤーは、地球上にほんのわずかしかおらず、機敏かつ素早く動き、ゴールを決めることのできるプレイヤーです」

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6月2日に行われる親善試合、ブラジル対イングランドにおいて、ネイマールとルーニーが着用してデビューする「ハイパーヴェノム」。他にもイブラヒモヴィッチやレヴァンドフスキ、ウェルベック、日本人では李忠成、原口元気、柿谷曜一朗らが使用を予定。

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日本国内では、6月22日(土)より、このHG(ハードグラウンド用)モデルが順次販売される予定。トップモデルとなる「ハイパーヴェノム ファントム」の定価は19,425円(税込)となっている。