10月23日、朝鮮日報など韓国各メディアは「浦項スティーラースのFWシン・ヨンジュンが性的暴行の犯人を捕まえ、警察に引き渡していた」と報じた。
シン・ヨンジュンは1989年生まれの24歳。2011年に全南ドラゴンズに入団し、今年トレードで浦項スティーラースへと移籍。今季は9試合に出場し、1ゴールを記録している選手。
浦項は19日に行われたFAカップ決勝で、PK戦の末に全北現代を下し大会二連覇を達成。ファン・ソンホン監督はこれを受けて20日を完全オフとし、選手に休みを与えていた。
故郷の釜山に戻っていたシン・ヨンジュンは、知人と食事をした後に帰宅する途中で女性の悲鳴を聞いた。すぐさまそこに駆け付けると、男が24歳の女性を暴行しようとしている瞬間に出くわしたという。
その男はすぐに逃げたものの、15分後に近くの場所で21歳の女性を暴行しようとした。そして、またも悲鳴を聞いたシン・ヨンジュンが駆けつけて格闘の末に男を捕まえ、交番に引き渡したとのことだ。
なお、シン・ヨンジュンは身分を公にせずに去ったため、この事実は軍の捜査隊による調査の過程(犯人は休暇中の軍人であった)で発覚したという。
浦項関係者
「選手がその事実を誰にも話さなかったのでよく分かっていなかったが、遅れて確認をした。いい仕事をしたとは思うが、危険性も高かったと考えれば注意もしなければならない」