マーク=アンドレ・テア・シュテーゲン(Marc-André ter Stegen)は1992年4月30日生まれの21歳。身長は189cmで体重は85kg、国籍はドイツでブンデスリーガのボルシアMGに所属している。
テア・シュテーゲンはメンヘングラートバッハ出身。ボルシアMGのユースチームからトップチームに昇格し、10/11シーズン終盤にデビュー。残留争いに瀕していたチームを救うスーパーセーブを連発し、翌11/12シーズンには不動の守護神として君臨し、EURO2012に向けた代表候補メンバーにも選ばれた。当時から評価は高く、「この世代の最高の才能」との声もあった。
テア・シュテーゲンはドイツ代表としてU-17欧州選手権にも出場。同大会では守護神としてドイツの優勝に貢献するなど、ユース年度では常にゴールを守ってきた。
まだまだ安定感には乏しいが、的確なコーチング、抜群の1vs1の強さ、ドイツ最高クラスの正確なパントキックなどで高評価に足り得る特長は多い。
スペイン紙『MARCA』は、バルセロナはテア・シュテーゲンの獲得に2000万ユーロ(およそ27億円)を提示するようだが、同クラブのレジェンドで現在テクニカル・ディレクター職に就くアンドニ・スビサレータ氏は合意報道を否定。しかし、テア・シュテーゲンが獲得候補であることは認めたようだ。
マヌエル・ノイアーやレネ・アドラー、ロマン・ヴァイデンフェラーといったハイレベルのGKが揃うドイツにまた新たな鉄腕GKが登場した。テア・シュテーゲンの名前を、是非覚えておいていただきたい。