11月5日、ロイター通信は「キプロスサッカー協会の分割に向けた交渉について、暫定的な合意に達したとFIFAが発表した」と報じた。

地中海に浮かぶ島国であるキプロス。近年では経済危機の際に大きな話題となったことで有名であるが、ギリシャ系住民とトルコ系住民の間で長く続く対立が存在することでも知られている。

北部のトルコ系住民が支配する地域は北キプロス・トルコ共和国として独立を宣言している(ただしトルコ以外からの承認は受けていない)。

北キプロス・トルコ共和国代表チームは、FIFA未加盟メンバーによる大会のVIVAワールドカップ、エルフ・カップ、FIFIワイルドカップに出場しており、その中では常にタイトルに絡んでいる強豪である。

FIFAには本来一国につき一協会のみを承認する原則があり、最近ではインドネシアが内紛から2協会に分裂し、片方に所属した選手が国際大会に出られないという状況になったことでも知られている。

しかし今回、FIFAはキプロスの内部事情を鑑みて、協会の分割を支持することに決めたという。とはいえ、北キプロスサッカー協会(CTFA)がFIFAのメンバーになるということではなく、キプロスサッカー協会の法令の下でメンバーとして活動するという形となる。