サッカーの面白さの1つは選手の移籍。好きなクラブの移籍活動に一喜一憂したりすることも多いことでしょう。現在のように多くの移籍が行われるようになった要因の1つは「ボスマン判決」である事は間違いないのですが、そのボスマン判決以降、他クラブの主力を獲得することが容易になった為、移籍金もどんどん高騰しているのも事実です。
そんな中で注目されるのが「契約切れ」となる選手たち。そのほとんどが30歳を超え、キャリアのピークを終えつつある選手たちですが、既に築き上げた経験値は絶大です。彼らを移籍金ゼロで獲得する事もクラブを強化する戦力の1つとなっており、移籍マーケットでも契約が切れる選手には大きな注目が集まっています。
今回、『CAUGHTOFFISIDE』が今季限りで契約が満了する注目選手としてプレミアリーグの選手の中から10人リストアップしているので簡単にご紹介しましょう。
ネマニャ・ヴィディッチ (マンチェスター・ユナイテッド)
セルビア代表DFでありユナイテッドのキャプテンは32歳を迎えて負傷が増えている。しかし経験あるセンターバックは非常に注目を集めており、イタリア方面への移籍も噂されている。
バカリ・サニャ (アーセナル)
30歳のフランス人サイドバックは高く評価されているが、契約は来年の6月で満了する。PSG、モナコ、そしてガラタサライが興味を示しているが、大型補強を展開する母国の2強への移籍が囁かれている。アーセナルは30歳を超えた選手とは1年ごとの契約しか結ばないため、年数もネックとなるだろう。
ジョリオン・レスコット (マンチェスター・シティ)
潤沢な資金を誇るマンチェスター・シティのセンターバックは新監督、マヌエル・ペジェグリーニの就任と共に出番を失っている。シティをリーグ優勝へ導いた立役者の1人だが既に31歳。古巣エヴァートンへの復帰が夏のマーケットでも囁かれるなど早ければ1月のマーケットでの退団もあり得るだろう。
ユネス・カブール (トッテナム)
トッテナムの27歳のセンターバックはベンチが指定席となっている。指揮官のアンドレ・ヴィラス=ボアスはカブールにあまり信頼を寄せておらず、この状況はシーズン終了後まで変わりそうにない。フランス人センターバックは今季終了後には退団するのではないかといわれている。
セバスティアン・ラーション (サンダーランド)
リーグ戦で苦しむサンダーランド。新監督のグスタヴォ・ポジェはチームを降格から救うために奮闘しておいるが、どれほどラーションを起用しているものの、今季限りでの退団は間違いないといわれている。
ディミタール・ベルバトフ (フラム)
決してお世辞ではなく、多くのクラブが6月にベルバトフがクレイヴン・コテージを去る事を期待しているという。プレミアリーグで確たる実績を残してきた32歳のブルガリア代表は、クラブが降格すれば退団するのが確実視されている。
ジョニー・ハイティンハ (エヴァートン)
新監督のロベルト・マルティネスが就任した事によりスタメンから外れてしまったハイティンハ。29歳のオランダ代表は来年の夏に行われるワールドカップに向けて何とか出場機会を増やしたいと考えているため6月の前に退団する可能性も十分にあり得るだろう。
マイケル・キャリック (マンチェスター・ユナイテッド)
近年のマンチェスター・ユナイテッドの成功を支えた1人と言って間違いないのがキャリックだろう。7年に渡るオールド・トラッフォードのキャリアで5度のプレミアリーグ制覇、リーグカップ、チャンピオンズリーグ、FIFAクラブワールドカップと多くのタイトルを勝ち取ってきた。32歳のMFは6月で契約が満了となるが、功労者だけにまずはユナイテッドとの話し合いが行われるのは間違いないだろう。
フランク・ランパード (チェルシー)
昨年は退団が濃厚な状況から契約延長を勝ち取った35歳のベテランMF。クラブレコードの205ゴールと西ロンドンの雄の躍進を支えてきた存在だが、スタンフォード・ブリッジでのキャリアはあと僅かとも言われている。恩師モウリーニョの存在が鍵ではあるが、違うキャリアへ進む可能性も否定できないところだ。
サイド・ベラヒーノ (WBA)
WBAの新しいヒーローはチームの躍進を支えている重要な存在になりつつある。マンチェスター・ユナイテッド戦でのゴールは記憶に新しい所ではないだろうか。しかし20歳のU-21イングランド代表はまだ新しい契約に合意しておらず、アーセナルやエヴァートンが獲得に興味を持っているという。もしWBAが契約延長できない場合はブルンジ生まれの新星がフリーで移籍する事態に発展しうるだろう。
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